新年のご挨拶

明けましておめでとうございます
とは言えないような災害続きの2024年の幕開けとなってしまいました。
未だに余震の続く能登半島で被災された皆様には心よりお見舞い申し上げますとともに
一日も早い復興を心よりお祈り申し上げます。

実は私は学生時代に富山県氷見市で大学院の2年間とてもお世話になった経験があります。
大学院のときに所属していた研究室で氷見市役所と一緒に漁業交流施設を作るプロジェクトを行っていまして、
氷見に数ヶ月の間、当時の研究室メンバーと生活をしていた時期がありました。

市とのプロジェクトということもあり、多くの市民の方や漁師の方々と交流する機会も多く
仲良くなった漁師さんに船に乗せてもらって一緒に漁の体験をさせて頂いたりもしました。

▼当時、漁に連れて行ってもらった時の様子

そんな氷見でも津波の被害はなかったようですが、断水・停電でニュースにも多く取り上げられている姿を見ました。
よく行っていた市場やお店の姿が映るとあの人は大丈夫だったかなと心配な気持ちになります。
少しばかりの気持ちですが今の私にできることはこれぐらいしかないと募金を少額ながらさせていただきました。
被災地に一刻も早く日常の生活が戻ることを願っております。

▼氷見市漁業交流施設の様子

話は変わりますが、
私は年末年始と趣味の山登りに勤しむため北アルプスの山奥に行っていました。

冬に山登りに行くなんて…と思われる人もいるかもしれませんが
冬の雪山はそれはそれはキレイな景色で
一度その景色を見てしまうと、もうやみつきになってしまうのです
特に今回は非常に天気が良く素晴らしい景色を見ることが出来ました

山に登るとその時に集中して全てのことを忘れることができ、
雄大な自然を見ることでとても良いリフレッシュになります。
また、厳しい環境で必要最低限のものを利用して身を守ることは建築の原点のような経験でもあると思っています。
自然を観察したり、気候や風・気温を感じてそれに合わせた服や装備の調整をする。
こうした経験は私の建築を考える根底になっているように思います。

今年も仕事も趣味の山登りも、健康第一・マイペースに
しかし着実に一歩一歩、山を登るときのように歩みを止めずに進んでいければと思います。
今年もどうぞよろしくお願い致します。