茅ヶ崎の住宅 ~作品紹介~

敷地は茅ヶ崎の海岸から300 mほどの距離にある旗竿敷地になります

建物の配置は南側に庭をなるべく広く取るため北側に寄せました
大きな格子窓が特徴の住宅です

玄関扉は格子窓の一部分に組み込まれています
ステップを3段上がってテラス兼ポーチから中に入ります
2階のバルコニーが玄関ポーチの庇も兼ねています

中に入ると目の前はカウンター付きキッチン
その隣には一段下がってリビング・ダイニングが続きます
明確な玄関はなく、靴脱マットを敷いて上足範囲と分けています

入ってすぐカウンターがあるまるでバーのような空間
飲食店を経営されるているお施主さんならではの発想です

キッチンは2列式でシンク側はモールテックスの天板とナラ材の引き出し
コンロ側はオールステンレスの天板と引き出しです
冷蔵庫も天板下に業務用のコールドテーブルを入れています
この後ろにはパントリーがありそこに家庭用の冷蔵庫もあります

リビング・ダイニングは吹抜けがあり
吹抜け上部まである格子窓によってさんさんと自然光が入ってきます

キッチンから2段分床が下がっているため
開放的でありながらも椅子やソファーに座ると
とても落ち着いた安心感があります

窓際だけは床をキッチンと同じレベルにしていて
テラスとの連続感を持たせつつ
ベンチとしても利用できるようにしています

2階へはLDKの吹抜けを貫く螺旋階段をあがります
螺旋階段の1段目はテラスに出るためのステップも兼ねています

テラスに出ると庭との高さがちょうどベンチのように腰掛けられる高さになっています

螺旋階段を上がると2階は吹抜けに面して廊下があります
2階は主寝室・子供部屋・お風呂などの水まりを配置しています
右手に見える扉の奥が子供部屋で壁の上部に明り取りのガラスがあります

廊下の突き当りは主寝室となっています
主寝室には吹抜けに面して室内窓があります
バルコニーに出れる掃き出し窓もあり
とても明るい部屋です

2階のトイレは床も壁も白いタイルでまとめています
壁はサブウェイタイルというアメリカのサブウェイ(地下鉄)に
よく使われているのでそう呼ばれています
床は6角形のヘキサゴンタイルです

トイレの奥には洗面・脱衣室と浴室があります
浴室は在来浴室(造作で作った浴室)となっています
こちらも脱衣室からずっとサブウェイタイルが連続しています
洗面台はアンティーク家具に配管などを貫通させ洗面台として利用しています

夕景の様子です
照明器具などもちょっと変わったのもの使用しています

玄関ポーチの軒天部分は木を貼り室内まで連続させ
ここでも内部と外部の連続性を持たせています

旗竿敷地となっていて隣家との距離もある程度離れているため
基本このままの状態でも夜も過ごすことができます
遮光のために全ての窓にロールスクリーンが設置されています

夜家に返ってくると家の中の家族の様子がすぐに見えます

以上、茅ヶ崎の住宅でした