性能について

私たちの家づくりでは国が定める「長期優良住宅」に準じた性能を基本としています。
具体的には以下のような仕様になります。

「基本性能」
・断熱等級5以上 (5は「ZEH水準」の断熱性能と同等)
・一次エネルギー消費量等級6以上(省エネ住宅の基準は等級4)
・耐震等級2又は3(等級3が最高等級)
・劣化対策等級3(最高等級、防蟻処理等が該当)
・維持管理対策等級3(最高等級)
以上の性能を基本とし、条件が揃いお施主さんが希望される場合は「長期優良住宅」の認定を受けることが可能です。

「長期優良住宅」とは
長期にわたり良好な状態で使用するための措置が講じられた優良な住宅として、国が認定する住宅のこと。

「長期優良住宅」とするメリット
・住宅の断熱性能があがり、夏涼しく冬暖かい家になり光熱費なども削減できる
・耐震性が上がり地震に強い家になる
・住宅ローン減税を受けることができる(控除額が最大になる)
・減税措置を受けることができる(登録免許税・固定資産税・不動産取得税が優遇)
・住宅ローンの金利削減
・火災保険(地震保険)の保険料の減額
・将来的な住宅の価値を上げることができる(売却時の価格UPにも繋がる)
・補助金がもらえる場合がある(約100万円※1)
※1 補助金はその年の助成金事業により内容が異なります(2024年の場合は子育てエコホーム支援事業により最大100万となります)

「長期優良住宅」とするデメリット
・建築コストがUPする(助成金や減税を考慮すれば元は取れる可能性が高い)
・申請料がかかる(助成金や減税を考慮すれば元は取れる可能性が高い)
・着工までのスケジュールに時間がかかる(申請などに時間がかかるため)
・維持点検が義務づけられているため維持点検費用がかかる(将来のためにここには費用をかけたほうが良い)

以上のように弊社で設計する住宅は「長期優良住宅」の基準に基づいた
性能・断熱・構造・耐久性・維持管理などに考慮した住宅を設計致します。

この基本を抑えたうえで…
以上の基本的な性能を確保することはもちろん重要な事ですが、
数値では表すことのできない空間の心地よさや外部との繋がりを作り出すことが大切だと思っています。
性能のことだけを重視すると、なるべく窓の数を少なくして外部との関係が遮断された家になってしまいます。
性能を確保したうえでいかに心地良い環境を作れるか、このバランスを大切に設計をしています。